トレーダーがフォローする主要な指標

トレーダーの経済カレンダーは、発生する全ての経済的な出来事に注目しようとすると、すぐに埋まってしまいます。毎週、政府機関やNGOが発表する多くの報告、発表、データは、国の異なる経済水準や特定の商品の業績を示しています。

幸運なことに、それら全てに注目する必要はありません。自身が取引しているものと関連性の高い発表に注目することを考えてもいいでしょう。例えば、カナダドル(CAD)を取引している場合、カナダで公開されるあらゆる指標を知っておきたいでしょう。しかし、カナダドルははエネルギー輸出に依存しており、商品ドルと考慮されるため、石油やガスの価格に関する報告にも注目する必要があります。

とはいっても、すべての国際市場を変化させる可能性のある指標がいくつかあり、何を取引しているかに関わらず、ある程度の注意を払う必要があります。ここでは、カレンダー上で毎月注目すべき経済指標をいくつかご紹介します。

 

非農業部門雇用者数(NFP)

雇用データは国の経済の状態を示す重要なシグナルです。米国労働統計局は毎月第1金曜日に前月の雇用統計を発表します。これには失業率報告とNFPが含まれており、就業者が増えれば増えるほど、支出と流通のためのお金が増えることになり、経済の健全性にとっては良いことです。トレーダーらは、予想を上回る上昇や下落が市場の大きな動きを意味することがあるため、この指標に注目しています。

購入担当者指数(PMI)

供給管理協会(ISM)が発表したこの報告書では、400人の購入担当者を対象に、新規注文、在庫レベル、生産、仕入先搬送および雇用環境について調査を実施しています。これは主に製造業に焦点を当てた比較的小さな標本であるが、歴史的には国内総生産の優れた指標であることが示されています。

生産者物価指数(PPI)

CPIと同様に、生産者物価指数もまた、生産品の変化率を示すカギとなるインフレ指標です。PPIの上昇は、価格上昇を消費者に伝える企業のコスト上昇を意味します。CPIとPPIの両者ともしばしば価格変動の激しい食糧とエネルギーを除いて考慮されます。

石油価格

米国エネルギー情報協会(EIA)のような機関からの発表事項には多くの注目が集まります。石油とエネルギーは一般に経済活動のカギであり、価格水準は経済の健全性に関する重要な見識を与えてくれます。石油価格の高騰は、生産にエネルギーを必要とする他の製品価格の高騰につながります。石油は製品の物流のカギであると同時に、多くの製品にとって重要な原料でもあります。

消費者信頼感指数(CCI)と小売売上高

消費支出は、企業のボトムラインに直結します。全国産業審議会は米国の5,000世帯を対象に、経済状況と個人消費力に関する認識について調査した報告書を発表しています。将来の経済状況に自信を持つほど、より消費が増える可能性が高くなります。CCIは今後の見通しを示していますが、別の信頼度指標である小売売上高は過去の買い物水準に注目しています。それは消費者の製品に対する需要を測定するものであり、経済の縮小または拡大にとって重要なマクロ経済指標です。

消費者物価指数(CPI)

CPIは、消費者物価の変化を示す指標であり、インフレを示しています。基本的には、消費者にとって生活費の変化を示しています。中央銀行は、主要なインフレ指標であるCPIを注意深く観察し、報告された内容に基づいて財政政策に変更を適用します。中央銀行は、経済成長を促し、自国通貨に安定性をもたらすことを目指しており、これはインフレ率で測られます。CPIに注目することで、投資家は将来の中央銀行による金融政策の動向に関してあらかじめ警戒することができます。

耐久財報告書 (DGR)

この報告書は、三年以上の寿命がある製品の製造に関して調査したものであり、重工業の健全性に対する信頼性の高い指標です。高いリーディングは消費者心理の向上により、企業心理が向上していることを示しています。

新規住宅着工件数 / 建築許可 / 新築住宅販売件数

これらの指標は、経済全体の成長に関する見識を与えてくれる指標です。住宅の建設や購入は、ほとんどの消費者にとって非常に大きな買い物となり、これらの報告書は、現在および将来の経済成長の堅実さを示す重要な指標となります。

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