easyMarketsのチャートの使い方
easyMarketsのプラットホームでフィーチャーされているチャートは、優れた柔軟性と使い易さを備えています。これらのチャートは一定の時間枠内で市場や商品がいかに推移したかを理解する上で役立ちます。また、チャートはトレンドの推移や、ボラティリティ、そしてイベントにまつわる価格の動向を見定める役にも立ちます。
様々なタイプのチャート
easyMarketsのプラットホームにログインし、バー(いわゆるOHLC)や、ロウソク足、中空ロウソク足、平均足、ライン、エリア、およびベースラインなど、お好みのチャートタイプを選択するには「ロウソク」をクリックしてください。チャートの右側の軸(Y軸)には価格が表示されており、下の軸(X軸)には時間枠が表示されています。
バーチャート
バーチャート(またはオープン/ハイ/ロー/クローズもしくはOHLCチャート)はラインチャートでは表現できないボラティリティに関する情報を与えてくれます。バーの高さからボラティリティを判断でき、オープンからクローズまでの価格範囲を通じて市場心理を把握できます。
左側の画像からはクローズ価格がオープン価格よりも高い事が見て取れます。つまり、全体としての価格方向はプラスで、強気であるという事です。右側の画像ではクローズ価格がオープン価格よりも低い弱気な価格心理になっています。バーの色は前日のクローズに対するクローズ価格に依存しています。緑色のバーはクローズ価格が前日のクローズよりも高い事を示しています。クローズ価格が前日のクローズよりも低い場合はバーが赤くなります。
ロウソク足チャート
ロウソク足チャートは素早く関単に多くの情報を提供できる事から価格を閲覧する上で最も一般的な方法の1つです。この「ロウソク」は塗りつぶされた長方形になっていて、オープン価格とクローズ価格の間の差を表しています。また、このロウソクには垂直の線(芯)も上下に付いていて、高値から安値の範囲を表しています。緑色のロウソクはクローズが以前のクローズよりも高い事を示している一方で、赤いロウソクはクローズが以前のクローズよりも低い事を示しています。
中空ロウソク足
中空ロウソク足チャートは、非常に一般的なチャートタイプであるロウソク足チャートのバリエーションです。クローズ価格に対するオープン価格の高低に基づいて赤もしくは緑になる事以外では全てのロウソクが同一である通常のロウソク足チャートとは違い、いくつかのロウソクが中空になっています。クローズ価格がオープン価格よりも高い場合には緑色になり、強きロウソクと呼ばれ、反対にオープン価格がクローズ価格よりも低い場合は、ロウソクが赤くなり、弱気ロウソクと呼ばれます。中空ロウソク足チャートは、前の取引日と現在の取引日を比較した更に深い情報を提供します。
緑で塗りつぶされたロウソク:
クローズ価格が以前のクローズ価格よりも高いが、どちらとも現在のオープン価格よりも低い事を示しています。
赤い中空のロウソク:
クローズ価格が以前のセッションよりも低いが、どちらとも現在のオープン価格よりも高い事を示しています。
赤で塗りつぶされたロウソク:
クローズ価格が、以前の価格と現在のオープン価格の両方よりも低い事を示しています。
平均足
ロウソク足チャートと見た目は似ていますが、平均足チャートでは平均の価格動向が示されています-その結果、チャートがより滑らかになり-トレンドの輪郭が分かりやすくなっています。また、これは平均足がオープン価格とクローズ価格を正確には表示していない事も意味しています。
ラインチャート
ラインチャートは恐らく最もシンプルなデータ表示方法です。1本の線が全てのクローズ価格に渡って引かれており、一定期間内の価格動向を読み取れるようになっています。ラインチャートは価格方向についての素早く分かりやすい情報を提供します。
時間スケール
チャートの上部では1分から、時間ごと、そして1日までチャートを表示したい時間スケール(期間)を選択する事ができます。
インジケーター
チャートの上部では、テクニカル分析のためにインジケーターを選択肢たりオーバレイさせたりできます。「インジケーター」を選択すれば、別個のダイアログボックスに様々なトレンドインジケーターが表示され、選択する事ができます。こういったインジケーターには移動平均や、ボリンジャー・バンド、そしてRSIやMACDなどのオシレーターが含まれています。
シンボル比較
この機能を利用すれば1つのチャートに2つの市場のチャートを追加する事ができるので、単純な比較だけでなく相関や逆行を分析する事もできます。この画像ではEUR/USDのロウソク足チャートとXAU/USD(金)のラインチャートが表示されています。
カスタマイズツール
チャートの左側には表示をカスタマイズするためのツールが数多く利用できるようになっています。こういったツールを利用すればチャート上に印をつける事ができるので、トレンドを見極める上で役立つでしょう。
ポインターツール
このツールを利用すれば十字線や、点、もしくは矢印を使ってチャートの詳細にズームできるので、更に正確にチャートを読み取る事ができます。
トレンドライン
トレンドラインは2つの高値や2つの安値のあいだに線を引く事によって、トレンドが上下したり横ばいで推移したりしているかどうかを見極める上で役立ちます。このツールはチャート上で利用されている中でも最も一般的なツールの1つです。
基本的なトレンドラインは1つの線分を表示します;この半直線は右方向へ延長されたトレンドラインを示しています。この延長されたトレンドラインは両方向に延びています。平行チェンネルを利用すれば素早く平行のトレンドラインを描画できます-1つのラインを描画すれば、もう1本が自動的に生成されます。
大きな分類としてのトレンドラインには、基本的なトレンドラインの様々なバージョンを提供する数多くツールが含まれています。シンプルなトレンドラインは線分を提供する一方で、矢印が表示されたトレンドラインや、右方向に延長された半直線を表示するトレンドラインもあります。「延長」を利用すればトレンドラインを自動的に両方向へ延長できます。
描画ツール
更に分析を進める上で、手書きで描画したり事前に設定された記号を利用者したりできます。
テキストツール
チャートにテキストと入力して、特定のエリアに配置しておく事ができます。価格の動向を分析する際に様々な形状のテキストを利用すれば、潜在的なトレンドを見極めたり、ラベル付けする上で役立ちます。
チャートのパターン
これらのオーバレイは、取引の際に出現しつつあるパターンやトレンドを見極める上で役立ちます。こういったものにはエリオット波動や、サイクリックライン、XABCDパターンなどが含まれています。最大で14のパターンから選択できます。
測定ツール
このツールを利用すれば価格の変化や、時間枠、選択したエリア内のバーを測定する事ができます。
マグネットモード
これは優れたチャート機能で、正確に芯の上に線を引く面倒がなく、最も近いOHLCの値を接続します。
その他の機能
この記事でご紹介した機能の他にも、当社の最新のチャートアップデートを利用すれば以下の事が可能になります:
描画モードの維持
全ての描画ツールのロック
全ての描画ツールの非表示
オブジェクトツリーの表示 – 描画やオーバレイの形でチャート上に作成されたグラフィックアクションを全て表示します。
機能の削除/クリア – このツールを利用すれば描画したもの(または描画ツール)や、インジケーター、もしくは描画したものとインジケーターの両方を削除する事ができます。
これらのツールは更にユーザーフレンドリーな体験や、素早い分析を可能にするだけでなく、十分に教育やデモンストレーション目的でも利用できます。